2026年9月22日に Claude Opus 5.5 が出ました。Pro・Max・Team プランの Claude Code では、これが既定のモデルになっています。
性能が上がって値段が下がった、という話はニュースで流れていますが、Claude Code を毎日使っている側として気になるのは別のところです。切り替わった直後に、いつもと動きが違う理由がいくつかあります。
この記事で分かること。
- Opus 5.5 で何が変わったか(早見表)
- Claude Code で最初に確かめること3つ(effort が medium に戻っている、など)
- 使用量の上限の扱い
- API で使う人向けの価格
私も Claude Code の /model から切り替えて使っています。
結論:何が変わったか

| 項目 | Opus 5 | Opus 5.5 |
|---|---|---|
| 性能 | — | ほとんどの作業で Fable 5.1 並み(公式) |
| 出力の速さ | — | 30%以上速い |
| Claude Code の既定モデル | — | Pro・Max・Team・Enterprise で既定 |
| effort(考える深さ)の既定 | high | medium |
| thinking をオフにする | できる | できない |
| API 価格(1百万トークン・入力/出力) | $5/$25 | $4/$20 |
| キャッシュ読み取り | $0.50 | $0.20 |
「性能はひとつ上の Fable 5.1 並みで、安くて速い」が大きな話です。ただ、Claude Code の中の動き方にも変化があるので、そちらを先に見ておくと戸惑いません。
Claude Code で最初に確かめること3つ
① バージョンが v2.1.280 以上か
Opus 5.5 は Claude Code v2.1.280 以降が必要です。古いままだと選べません。
claude update
で上げてから、/model を開くと Opus 5.5 が出てきます。/model opus の「opus」が指す先も Opus 5.5 に変わっています(Microsoft Foundry など一部の提供元を除く)。
② effort が medium に戻っている
ここがいちばん気づきにくいところです。
- Opus 5.5 は、effort の既定が medium(ほかのモデルは high)
- 前に保存していた effort の設定は Opus 5.5 には引き継がれません
つまり、Opus 5 で high や xhigh にして使っていた人も、切り替えた直後は medium で動いています。「なんだか考えが浅い気がする」と感じたら、まずここを疑ってください。
ただし、公式ドキュメントには「Anthropic のテストでは、Opus 5.5 の medium は、コーディングと知的作業の評価で Opus 5 の high と同等かそれ以上」と書かれています。そのうえで「Opus 5 から移るときは、前の設定を持ち込まず medium から始めることをすすめる」とも。
なので、まずは medium のまま使ってみて、明らかに足りない作業だけ /effort で上げる、という順番が無難です。effort を上げるほど使用量も増えるので、最初から全部 high にする理由はあまりありません。
③ thinking はオフにできない
Opus 5.5 では、thinking(考える工程)をオフにできません。これまでの切り替えスイッチや設定(alwaysThinkingEnabled、MAX_THINKING_TOKENS=0)を変えても何も変わらず、どれだけ考えるかはモデルが effort に合わせて一手ずつ決めます。
「短い質問なのにすぐ返ってこない」と感じても、故障ではありません。考える量を減らしたいなら、thinking を切るのではなく effort を下げるのが Opus 5.5 でのやり方です。
使用量の上限はどうなったか
Opus 5.5 の公開にあわせて、公式はこう書いています。
- Pro・Max・Team・席単位の Enterprise で、5時間ごとの使用量の上限を引き上げた
- サブスクリプションの利用者に、上限のリセットを1回ぶん配った。保存しておいて、好きなときに使える
具体的に何割増えたかの数字は、公式の発表には出ていません。リセットのほうは、上限に当たりそうな大きな作業の日まで取っておける、というのが今回の新しいところです。
上限そのものの仕組み(使用量の上限とコンテキストの上限の違い)は、別の記事にまとめています。→ Claudeの上限は2種類ある|使用量の上限とコンテキストの上限の見分け方
API で使う人向け
| Opus 5 | Opus 5.5 | 変化 | |
|---|---|---|---|
| 入力 | $5 | $4 | 20%安い |
| 出力 | $25 | $20 | 20%安い |
| キャッシュ読み取り | $0.50 | $0.20 | 60%安い |
| fast mode(入力/出力) | — | $8/$40 | — |
(1百万トークンあたり)
公式が「エージェントやコーディングの費用の大半を占める」と書いているのがキャッシュ読み取りで、ここが60%下がっています。長い会話や大きなコードベースを何度も読ませる使い方ほど、下がり幅が大きくなります。
モデル名は claude-opus-5-5 です。Fable 5.1 で入った蒸留対策の仕組み(preserved thinking)も、Opus 5.5 に最初から入っています。
次に来るもの
公式は、Sonnet 5.5 と Haiku 5.5 が「今後数週間のうちに」続くと書いています。性能・効率・安全性の改善の多くが同じように入る予定です。
2026年10月3日追記:Sonnet 5.5 は9月28日に出ました。Claude Code は v2.1.284 以上が必要で、古いままだと
sonnetが Sonnet 5 を指したまま動きます。→ Claude Sonnet 5.5の変更点|更新しないとSonnet 5のまま
Pro プランで Sonnet を中心に使っている人は、そちらが出たときにもう一度同じ確認(バージョン・effort の既定)をすることになりそうです。
切り替えたらやること
claude updateで v2.1.280 以上にする/modelで Opus 5.5 になっているか見る- effort が medium になっていることを知っておく(足りない作業だけ上げる)
- thinking を切る代わりに、effort を下げる
- 大きな作業の日のために、配られたリセットは取っておく
Claude Code のほかの使い方は、こちらにもまとめています。
- Claude Codeのカスタムコマンドの作り方|毎回同じ説明をなくした自作4本
- Claude Code /clear はいつ使う?消えるものと /compact の違い
- Claude Fable 5.1 で変わったこと
出典:Anthropic「Introducing Claude Opus 5.5」/Claude Code Docs「Model configuration」(いずれも2026年9月27日閲覧)