BOOTHで何本か売れるようになってくると、次に困るのが「結局いくら儲かっているのか」です。売上管理画面には注文の一覧は出ますが、月ごとの推移や、手数料を引いた後の本当の手残りは、自分で集計しないと出てきません。
この記事では、BOOTHの注文CSVを使って売上を集計する方法と、確定申告のときに特に見落としやすい「手数料の引き忘れ」について整理します。
結論:売上管理画面の合計は「手取り」ではない
BOOTHの売上管理画面に出る金額は、注文金額の合計です。ここから販売手数料が引かれて、実際に振り込まれる額はもっと少なくなります。
BOOTHのダウンロード商品にかかる手数料は、販売価格の5.6%+45円です(2025年10月28日の改定後の料率)。
| 販売価格 | 手数料 | 手残り |
|---|---|---|
| 500円 | 73円 | 427円 |
| 1,000円 | 101円 | 899円 |
| 1,500円 | 129円 | 1,371円 |
| 2,500円 | 185円 | 2,315円 |
低単価の商品ほど、固定費45円の比率が重くなるので手数料率が高くなります。500円商品だと実質14.6%、2,500円商品だと7.4%です。この差を知らずに「売上合計×利益率」で確定申告の数字を作ると、利益を過大に申告してしまいます。
※手数料率は今後変更される可能性があります。最新の料率はBOOTH公式の発表で確認してください。
CSVを使った集計の手順
1. 注文CSVをダウンロードする
BOOTHの管理画面から「ショップの管理 → 注文管理」に進み、注文情報CSVをダウンロードします。期間を指定できるので、確定申告なら対象の1年分を取得します。
2. 月別・商品別に集計する
CSVには注文日・商品名・金額が入っているので、これを月別に合計すれば売上推移が、商品別に合計すればどの商品が稼いでいるかが分かります。
Excelやスプレッドシートのピボットテーブルでも組めますが、手数料の計算式を毎回手で入れるのは面倒なので、私はこの作業を自動化するツールを作りました。
この集計を自動でやるツールを作りました
BOOTHの注文CSVを読み込むだけで、月別売上・商品別ランキング・手数料込みの手残りまでを自動で出す[ウリミル]というツールを自作しました。

- BOOTHの注文CSVをアップロードするだけ(複数ファイルもまとめて読み込み可能)
- 月別・日別の売上推移をグラフで確認
- 商品別ランキングでどの商品が売れているかが一目で分かる
- 手数料込みの手残り計算(販売手数料率と固定手数料を自分で設定できるので、改定があっても対応可能)
- 確定申告用のまとめを年間集計でCSV出力
- 完全ローカル動作・外部通信なし。注文CSVには購入者情報が含まれるので、外部に送らない設計にしています
Mac・Windowsの両方で動きます。BOOTHで複数商品を売っている方の集計に使ってください。
確定申告に向けて、いま準備しておくこと
- 年間の注文CSVをダウンロードしておく(BOOTHの管理画面は表示期間に制限がある場合があるので、早めに取得しておくと安心です)
- 手数料込みの手残りで利益を計算する(売上合計をそのまま利益として扱わない)
- 副業の所得が年20万円を超えるなら確定申告が必要(給与所得者の場合。細かい条件は税務署か税理士に確認してください)
- なお、所得税の確定申告が不要な場合でも、住民税の申告は別途必要になることがあります(お住まいの自治体にご確認ください)
年末や確定申告の直前にまとめてやろうとすると、1年分のCSVを見返す作業だけで疲れてしまいます。月イチくらいで集計しておくと、確定申告シーズンが楽になります。
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この記事は、BOOTHで配信ツールや創作支援ツールを販売している立場から書いています。書いている人のことはプロフィールにまとめています。